ChatGPTで議事録作成を自動化する方法

この記事が役に立つ人

  • 会議のたびに議事録作成に30分以上かかっている
  • 1人総務や兼務で、とにかく時間が足りない
  • AIツールを使ってみたいが、何から始めればいいかわからない
目次

はじめに:議事録って、地味にしんどい

会議が終わった後、ぼんやりした頭でメモをまとめて、誰が何を言ったか確認して、決定事項を拾って……。「議事録の作成」は、中小企業の総務が地味に時間を取られる作業のひとつです。

実は、この作業はChatGPTをうまく使えば大幅に短縮できます。この記事では、録音→テキスト化→ChatGPTで整形という3ステップを、具体的なプロンプトつきで紹介します。

全体の流れ

会議を録音 → テキスト起こし → ChatGPTで議事録に整形

たったこれだけです。ひとつずつ見ていきましょう。

Step 1:会議を録音してテキストに変換する

まず、会議の音声をテキストにする必要があります。無料で使えるツールがいくつかあります。

おすすめツール

ツール特徴料金
Notta(ノッタ)日本語精度が高い。Zoomとも連携可能無料プランあり
Google ドキュメント音声入力機能がある。追加費用なし無料
Microsoft Wordディクテーション機能で録音をそのまま文字起こしMicrosoft 365に含む

ポイント

  • 完璧な文字起こしでなくていい。ChatGPTが後でうまく補正してくれます
  • 人名や固有名詞は後で確認・修正すれば問題なし
  • 10〜15分程度の会議なら、テキスト量はおよそ2,000〜3,000文字ほどになります

Step 2:ChatGPTに貼り付けて議事録を作らせる

テキストが用意できたら、ChatGPTに以下のプロンプトを使って議事録を作成させます。

基本プロンプト(コピペOK)

以下は会議の文字起こしです。これをもとに、議事録を作成してください。 【フォーマット】 – 会議日時:(わかれば) – 参加者: – 議題: – 決定事項:(箇条書き) – 担当者と期限:(表形式で) – 次回確認事項: 【文字起こし】 (ここに文字起こしテキストを貼り付ける)

このプロンプトを使うだけで、ほぼ完成形に近い議事録が出力されます。

Step 3:出力を確認・修正して共有

ChatGPTの出力は100%正確ではないので、以下の点だけ確認します。

  1. 担当者名が正しいか(文字起こしの誤変換が多い箇所)
  2. 期限の日付が正しいか
  3. 決定事項の見落としがないか

この確認作業は、最初から議事録を書くより格段に速いです。感覚的には、30分かかっていた作業が3〜5分に縮まります。

確認後はWordやGoogleドキュメントにコピーして共有すれば完了です。

議事録作成 30分 → 3〜5分に短縮 🎉

さらに便利なプロンプト集

アクションアイテムだけ抽出したいとき

以下の文字起こしから、「誰が」「何を」「いつまでに」やるかを抜き出して、 表形式でまとめてください。 (文字起こしを貼り付ける)

要点だけ3行にまとめたいとき(上司への報告用)

以下の会議内容を、経営層への報告用に3〜5行で要約してください。 専門用語は使わず、決定事項と課題を中心にまとめてください。 (文字起こしを貼り付ける)

英語混じりの会議に使いたいとき

以下は日英混在の会議の文字起こしです。 日本語の議事録にまとめてください。英語のままの発言は日本語に訳してください。 (文字起こしを貼り付ける)

よくある疑問

Q. 情報漏えいは大丈夫?

ChatGPTに社外秘の情報を貼り付けるのが不安な場合は、会社名・製品名・個人名を「A社」「B氏」などに置き換えてから使いましょう。Microsoft 365 Copilotなどの企業向けプランを使えば、入力データが学習に使われない設定も可能です。

Q. 無料版と有料版で違いはある?

ChatGPTの無料版(GPT-3.5)でも十分使えます。ただし、長い文字起こしを一度に処理するには有料版(GPT-4)の方が安定しています。月額3,000円程度の投資で、毎月何時間もの作業時間が節約できると考えると、コスパは非常に高いです。

Q. スマホだけで完結できる?

できます。NottaやGoogleドキュメントの音声入力はスマホアプリで使えます。ChatGPTもスマホアプリで動作するので、外出先での会議でも対応可能です。

まとめ

今回紹介したのは、以下の3ステップです。

  1. 録音してテキスト化(NottaやGoogle ドキュメントの音声入力)
  2. ChatGPTに貼り付けてプロンプトで整形
  3. 確認・修正して共有

最初は少し慣れが必要かもしれませんが、2〜3回やれば完全に習慣化できます。「議事録を書く」という仕事が、いつの間にか「議事録を確認する」仕事に変わるのが、このやり方の最大のメリットです。

中小企業の1人総務は、何でもやらなければならないからこそ、こういったAIツールをうまく取り入れてほしいと思います。

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