「ツラい」「迷惑」のオンパレード。「飛び込み営業」が地獄すぎる理由。

ブラック企業体験
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とにかくツラいと言われる「飛び込み営業」

そもそも「飛び込み営業」ってどんなもの?

一言で営業マン、といっても様々な種類があります。法人営業、ルートセールス、個人営業、開拓営業、飛び込み営業、提案型営業・・などなど。
その中でも「飛び込み営業」とはその名前の通り
見ず知らずの家や会社にいきなり訪問(飛び込む)する営業
となっています。この「飛び込み営業」というのは特にツラいと言えます。営業マンの心が病んでくる大きな原因の一つと言っても過言ではありません。
しかしこの非常にツラい飛び込み営業も実際にやってみないとなかなかそのツラさ、ストレスは伝わりません。

まぁわからないから安易に就職しちゃうんですけどね・・。
1ヶ月でも体験入社があれば、まず続ける人はほとんどいないでしょうねw

ただ安易に決めてしまったとしても一度就職してしまえば中々抜けられないのも現代社会の厳しさです。ここではまだ就職していない、飛び込み営業地獄にハマってしまう前の人に

やめておけ!!ってアドバイスをしたい。

という意味も含めて、そのツラさを私の体験談を含めてお伝えしようと思います。

「飛び込み営業」はなぜツラいのか?

「とりあえず売ってこい!」と言われた研修直後


私は新築の戸建営業マン(一軒家を売る人ですね)をやっていました。会社は地方の工務店ではなく、全国展開しているハウスメーカーでCMもバンバン流れているところでした。
いわゆる誰でも名前を知っている「一流ハウスメーカー」というやつです。正直な話、就職する前には「営業は厳しそうだけど、これだけ名前が売れてる大手ならばイケるかも・・」みたいな甘い考えがありました。
入社後には1ヶ月程度の新人研修が行われる(この時はまだ楽でした)のですが、その研修が終了し、現場(展示場)に配属された初日に、その一流ハウスメーカーの上司から言われた指示は以下だけです。

お前の担当エリアはこの辺にしたから、そこに飛び込みに行け。とりあえず売ってこい。

この指示だけでした。
最初は冗談かと思いましたが、この指示通りに担当エリアの古い住宅やアパートなどを一軒一軒回って行くのです。
最初はインターホンのボタンを押すのも胸がバクバク。インターホンを鳴らし、誰も出なければホッとして胸を撫で下ろす。「はーい!」と家の人が出ようもんなら、

こんにちは、○○ハウスのものですが、突然すいません!

と声をかけていくのです。
あなたが飛び込み営業をされる側だったらどういう気持ちになるでしょうか。
休日の日中や仕事終わりの夕方に突然インターホンがなり、
「○○ハウスです、家に興味ありませんか?!」
突然スーツ姿の男がやってくるのです。迷惑以外の言葉があるでしょうか。実際に飛び込み営業の99%は以下のようなやりとりになります。

新築に興味ありませんか?
はあ、ないよ。ガチャ(ドアを閉める音)

ほとんどがこのような感じになります。「いらねぇよ、帰れ!」とかもザラです(タイミングが悪ければ、怒るのもしょうがないですよ・・)
一日に100件も200件も飛び込み訪問しますが、ほとんどの家でこんな感じの対応をされるのです。逆に心を病まない方が異常なのではと思ってしまうほどの辛さがあります。

鉛筆を飛び込みで売れたらなんでも売れる?


これは上司がいっていた言葉ですが、

なんの変哲も無い鉛筆を飛び込み営業で売れれば一人前。
なんでも売れる。

あなたなら飛び込みで鉛筆売りに来られて買いますか?私だったら絶対に買いません。それが売れるのは詐欺師くらいじゃないか。と思ってしまったのです。
これを言われたときに私はふと「営業に向いていないんだなぁ」と思ってしまいました。
今でも飛び込み営業ができる人は詐欺師になれる才能がある、とは思っています(現役の優秀営業マンの人、申し訳ありません)

「企業への飛び込み」と「個人宅の飛び込み」の違い


上で書いた話は、私が経験した個人宅の飛び込み営業のことでした。では会社などに対する法人の飛び込み営業はどういった感じでしょうか?
個人と会社に対する飛び込み営業では少し性質が異なります。正直、個人に比べればストレスは少なく、(まだ)成約率も高いでしょう。
その理由としては、

  1. 会社相手の場合、飛び込み営業に対しても横柄な態度は取りにくい。
  2. 購入・導入する費用は会社持ちなので気軽に商談しやすい。

1を詳しく説明すると、自分の家に来た飛び込み営業に対して「突然何しにきた!いらん、帰れ!」みたいな対応をする人だったとしても、自分の会社の中でそこまで腹を立てる人はなかなかいません。

仕事の邪魔だよ、早く帰れよ・・。

と心の中では思っていたとしても「そうですね、ちょっと弊社では今必要とはしていないですね」ぐらいの対応をする事が多いですね。この対応の違いだけでも飛び込み営業マン側のメンタルはかなり楽になってきます。

まぁ実際、法人営業でも厳しい対応されることもよくありますけどね・・。個人宅よりはマシ。

2に関しては、
自分の10万円と会社の10万円では価値が違う
と言う事です。自分が10万円の買い物をするときに悩む時間と、会社の備品で10万円のものを買うのに悩む時間は全く異なります。やはり「所詮は会社の金だ」という思いがどこかにあるんだろうなぁ、と感じますね。

個人宅への飛び込み営業マン、正直転職した方がいいんじゃないですか?

結論からいうと、個人へ飛び込み営業を主にしている営業マンは転職を検討したほうがよいのではないかと思います。
飛び込み営業のみで半永久的にすごい成果がでる事はほぼありません。しかも「飛び込み営業をしないと売れない商品」を販売し続けるというのも大変です。
飛び込み営業をしなくても、

  • 自社の商品の品質を上げる
  • 売れるための紹介制度を作る
  • キャンペーン広告を出す

など会社としては色々な手段がありますよね。
私の上司で「飛び込み営業では契約は取れる可能性はほぼゼロ。ただ営業するためのトーク練習になるからやらせる」と明言している人もいました。飛び込み営業という行為でお客に迷惑を掛けている事にすら気がついていないのです。
「○○ハウスです」のように自社の名前を名乗っているので、印象がよくない事は誰でもわかるはずです。

あそこはCMもやってる大手なのに、こんな迷惑行為をしてるのか・・。

飛び込み営業を続けていれば、少しずつその会社の評判は落ちていきます。
そのことに気が付かない時代遅れの考えの会社にしがみつくメリットは全くありません。また「折角入った会社だから・・」という考えの人もいます。
あなたの会社の求人情報を見てみてください。おそらく年中ハローワークに求人を出しているはずです。
一度別の世界を見てみる価値はあると思いますよ。少なくともその一社しか体験していないのなら。

中途入社がすぐ出来る会社にしがみつく必要はないですよね。むしろ一度辞めても再度雇ってくれそうじゃないですか?

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